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計画
一昨年に碓氷峠越えで直江津サイクリングをしてから、スケジュールや天気の折り合いがつかないまましっかりしたロングライドができておらず、シルバーウィークにようやく実現。
行き先や経由地点をあれこれ考え、ゴール地点は前回と同じ直江津にして、碓氷峠ではなく草津・渋峠超えを選択。距離は若干短くなるものの、獲得標高は3000 mを超えることになりそう。
草津なら遠くからでも道路標示で示されるだろうと高をくくってGarminでのルートを適当に作って、宿泊地に着替えや輪行袋を詰めたバックパックを発送して準備完了。当日の装備は以下のとおり。
- バイク : LOOK 565
- ホイール : Reynolds Attack 2015(タイヤはPanaracer RACE type A EVO2 25c、カセットは12-27 10s)
- サドルバッグ : ORTLIEB L(中身はウィンドブレーカー、チューブx2、タイヤレバー、タイヤブート、BCAA錠剤、鍵、モバイル充電池)
- トップチューブバッグ(鼻をかむガーゼ、サブコンパートメントには保険証のコピー)
- フロントライト : CATEYE HL-EL540、CATEYE Volt 300
- リアライト : ファイバーフレア ロング
- ツールボトル(ライトの交換電池とCO2ボンベ)
- サイコン : Garmin Edge 810
ジャージは半袖でレーパンはビブショーツの夏装備で、朝夕はアームウォーマーを着用。9月の終わりとしてはちょっと軽装だけど、これで寒いようならウィンドブレーカーを着用予定。
出発
ポケットに補給食を詰めて9/23 3:30に出発。出発時はVolt
300をヘルメットに装着して、HL-EL540はハンドルに。頭部にライトを付けることで左右やメーター確認をやりやすくなるということなので、そのテストも兼ねて。
小松川で荒川CRに出て走ると、CR近くの道路や建物の灯りで暗闇というわけではないけれど、路上の状況はほぼ自分のライト頼り。
4時前でもすでにウォーキングやランニングをしている人がいて、日中よりも距離を開けて通過するようにしていると、時折無灯火の人がいて、この人達は何を頼りに歩いているのだろうと驚きを覚えながら安全第一で移動。
所々にある車止めは夜間は開放されていたりそのまま残っていたりと対応が一貫していないので、早めに減速して余裕を持って通過。
秋ヶ瀬公園に到着した頃に空が薄明るくなってきていて、公園内での最初のトイレ休憩に合わせて補給食取ってライトの光量を変えてから再スタート。
迷走
入間大橋から入間川CRに移って、254号線から一般道に入り、圏央道川島ICからEdgeに入れいていたルートガイド開始。
407号線に入ってすぐのミニストップで軽食をとってすぐ再スタートし、その後熊谷で17号線に入って、高崎市街地の手前にあるセブンイレブンで3度めの休憩。ここまででおよそ120 kmで、夜明け頃には薄曇りで気温がなかなか上がらなかった天気もこの頃には晴天になっていて、アームウォーマーも外しての快適なサイクリング。ここまでで120 kmほど。
ここから草津に向かうまでの区間が今回の最大の反省箇所。道路標識に沿えば適切なルートで草津に行けるだろうと適当にルートを設定していたものの、行ってみると幾つものルートで中間の渋川に向かえる状況でしばらく迷走。そうこうしているうちに上越線の踏切に捕まり、随分長い待ち時間だなと思っているとSLが通過。あまりに予想外だったため写真撮ることがかなわず残念。
その後も何度か道路を変えてウロウロしながらも草津に向かう道に乗ることができ、吾妻町のセーブオンに着いたのが12時過ぎ。ここまでで180 kmほど。ここには群馬名物の焼まんじゅう販売も行っているので、焼けるまでちょっと時間かかってしまうかなと思いながらもつい注文。
帰宅してから確認しなおしたところ最短ルートにこだわらず確実なルートとしては、17号をずっと走って、353号線・141号線に繋げていくのが良かった模様。
草津へ
この休憩から草津までが思っていたよりもずっと厳しかった。再スタート後すぐの八ッ場ダム建設によって作られた新道の長いトンネルでは勾配の感覚が狂って脚を使ってしまい、292号に入った頃には余裕なし。
ダム完成後は湖面上を通ることになる真新しい橋も、今の時点では渓谷を跨いで高いところを通っている状態で、路肩を走るだけでもものすごい恐怖感。
脚を休められる場所がなくいつになったら草津に着くのかとヘロヘロになっていると、チェーン脱着用の退避場に1/7の標識が。この数字を数え終わるまでは登り続けるのだろうと精神的ダメージを食らって、34x27のインナーローに入れっぱなしでじわじわと進んで、どうにかこうにか草津に入ったのが14時。ここまででほぼ200 km。
見込みから1時間ほど遅れての到着で、プリンとジェルを補給しながらこの後のことを再検討。通行止めになる17時に引っかかることはなさそうだけど、日が出ているうちに湯田中まで下っておきたいので、湯畑にも寄らず早々にリスタートして渋峠アタック開始。
渋峠
休憩中の回復分も早々に使いきってゆるゆるとしか登れない状態になり、これであと1000 m登るのかとうんざりしながら走行。
駐停車厳禁区間も停止に近い状態で通過して、時折出てくる標識で北軽や嬬恋に繋がってるんだ等ととりとめのないことが気になったり、どうも思考がまとまらない。いよいよきつくなってきたところでふとメーターに視線を落とすと心拍が140 bpmに達してない状態。
脚が終わっている状況とはいえども低すぎる数値で、補給不足にもなってることを認識。思い返すと、渋川辺りのローソンでかつサンドを食べてからは軽食しか取っておらず、上りが続くこの区間ではもっと口に入れておくべきだったのに時間に追われて疎かにしてしまったことを反省。
白根山頂上部でエナジーバーを頬張ってから再スタート。
アップダウンを繰り返し、いつ到着するんだろうとうんざりしながら進んでいると、唐突に国道最高地点の碑が出現。周囲にはもう誰もおらず撮影を頼むことができず、証拠写真だけ撮ってすぐ近くの渋峠ホテルへ移動したのが16時ごろ。
ここで補給を考えていたけど宿泊客向けの営業に切り替わっていて、それもかなわず。このあとは下るだけと気持ちを切り替えてアームウォーマーとウィンドブレーカーを羽織ってエナジーバーの残りを頬張ってからダウンヒル開始。
コーナーに割り振られている番号を逆順にたどりながら志賀高原を通過して、1番コーナーを抜けて日が落ちる前に下りきったと安心したところで目に入ったコンビニに入ったのが17時頃。ここまででおよそ260キロ。
直江津へ
ここからはもうしばらく292号を走って、妙高市新井で18号に出れば直江津まではまっすぐ。これなら暗くなっても道に迷うことはないだろうと思いながら前後ライトの準備をしてから再スタート。
次第に暗くなってくる中で下り基調の道を飯山まで進み、最後の上りに入ったあたりで夜間走行に突入。街灯が殆ど無い先行きがわかりにくい道をじわじわと4 kmかけて200 mほど登ったあたりが頂上で新潟県に突入。
慎重に下り終えて、新井市街を抜けて18号に出たことで、292号を全区間完走。18号は路肩が広いものの荒れているため白線付近をトレースしながら上越市に入り、8号への合流地点に到達。
直江津へのサイクリングだと直江津港をゴールとするのが一般的なようだけど、すでに真っ暗だし一度行ったこともあるのでこの日は宿に直行を選択。
コンビニで夕食やアルコールを調達してから8号沿いの宿に到着したのが20時前で、走行距離が310 km強なので、最後の休憩から3時間ほどかけて50 km走ったことに。下りが多かった割に時間がかかっているので、やはり渋峠までの疲労が大きかったということか。
後日帰宅してStravaにuploadした際の記録では、走行距離319 km、移動時間13:42、獲得標高3,320 m。
チェックイン後はシャワーを浴びてからコインランドリーにこの日のウェアを放り込み、洗濯完了を待ちつつ食料とアルコールを摂取し、衣類をハンガーに掛けたあとは適当に睡眠に入って長い一日の終わり。
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