Mt.富士ヒルクライム 2011

天候が危ぶまれる中で幸いにも雨天を回避出来た今年のMt.富士ヒルクライム。5年連続5度目の出場。

 

前日エントリーということで土曜の午前中に雨の中を出発。ここ何年かはエントリー時に会場前が渋滞になってしまうため、今回は早めにエントリーを済ませてしまう方針。河口湖で昼食を終えて北麓公園に着いたのが14時頃だけど、既に流れが悪くなっていて公園内に入っても駐車スペースがなかなか見当たらない。どうにか駐車位置を確保してからエントリーと協賛企業のブースを散策。シューズを幾つか試着して、やっぱりBONTが良いなあと再確認。

会場を出てからは富士吉田の道の駅で時間をつぶしたりしてから宿へ。例年どおり旅行代理店を通じて宿を確保しているけど、今年は大当たり。部屋は清潔だし、食事も良い。満足して22時頃就寝。夕方から夜にかけてまとまった雨が降ったけど、これで収まってくれれば。

 

当日は3時に起床して、寝ぼけた状態でおにぎりをほおばってから身支度して出発。今年の駐車場は霊園で、会場からさほど離れてないのは良いけど終わってから坂を登らないといけないのが残念な場所。

4:30くらいからローラーでアップ開始。EDGE 500が心拍計を複数拾ってしまうトラブルがあったものの発汗量が増えてくるまで続けて5時過ぎに終了。EDGE 500のトラブルは対策ファームウェアが出ていることを帰宅後に確認して、すぐ更新処理を実施済み。

アップ完了後は軽食を取ったりシャツを換えたりしてから会場へ。荷物預けたりトイレ済ませているうちにオープニングセレモニーが始まり、若干緊張してくる。今回は第4スタートで例年よりスタート順が早く、早々に集団から落ちてしまわないか心配。試走の結果から目標タイムの85分は何とかなりそうな手応えを得ているけど、希望タイムの80分は厳しいかなあというのが直前の印象。

 

7:15にスタートして計測開始ポイントまでは一度冷えた体を温めるよう意識しながら進んでいくものの、激しく混雑していてこんな状態でまともに走れるのか心配に。計測ポイント直後は道幅が広く、この間に集団がばらけてほどよい感じで走れる。ちょっと飛ばしすぎかなと思いつつ数分が過ぎたころにメーターを見ると心拍が175 bpmを超えた状態。5 bpmほど下げるべくペースを落とすことも考えたけど、周囲のペースに飲まれたこともあってそのまま進んでしまう。スタート前に心配していた、スタート直後に脱落してしまうことはなく序盤を進んでいく。

数キロ過ぎたところで数人前を走っている人がボトルを落とし、何の合図もなしに回収のためペースを落とし斜行。目の前を走っている人がこれを避けきれず落車。自分はヒヤッとしたものの一瞬ブレーキかけただけで回避に成功。呼吸が苦しく水分補給にも苦労する状態だが、ボトルを落としてしまわないようここからは一層注意する。

5km地点で18分台と去年より1分以上早いタイム。飛ばしすぎだと再確認するものの、上手くペースを落とせずそのまま進んでしまい、後半の失速が頭をよぎる。ちなみに、今回は中間距離表示がなくて全てメーター読み。一昨年前までは各ポイントでタイム計測もしていたのにだんだんと寂しくなってくる。

残り7km程の箇所でペダリングが雑になってがに股気味になったタイミングで左脹ら脛が痙りそうになる。かばいながら走っているうちに解消するものの、数分後には結局軽く痙ってしまい意識的にアンクリングをして回復を図る。このタイミングかもしくは右側も痙ったタイミングの何れかで10人ほどの集団にパスされるも全くついていくことができず、ペースが落ちていることを実感する。

70分を経過したところで20km地点を通過し、80分切りを達成するには10分以内に4km進む必要があり、いくら平坦区間があるとはいっても間に合いそうもない。それでも85分は切れそうな状態なので、少しでもタイムを良くするため力を入れる。終盤の平坦区間では八ヶ岳での教訓を活かすため、グリップ位置だけ下げるのではなく体を寝かせることを意識して、手はブラケットのまま腕を畳んで走る。

残り数百メートルの坂に差し掛かる時には体力が残っていない自覚があり、なるべくスピードを維持して入り、ダンシングで勢いを残してこの惰性をなるべく活かす感じでゴールへ。手元で確認した時間が81分で80分には届かなかったものの、現実的な目標としていた85分はクリアできたのでまあ満足。

 

例年だとゴール後は防寒着を羽織ったらすぐ下山していたけど、今年は脚がガクガクして歩くのもままならない状態のため、しばらく座って持ち込んでいた饅頭を補給。靴の締め付けを緩くして暫く経つと脚が回復してきたので、体が冷える前に下山開始。下山グループが動くまで待機していたら、横にはファンライド編集長とLOOK輸入代理店のユーロスポーツの人(?)がいて、自分を含めてLOOK 695が3台も。2人はLightWeightのホイールでコンポもスーパーレコードで超贅沢な構成。うちはデュラとアルテグラの混合です。

会場まで戻って軽食取って一息ついてからケータイで結果確認したところ、速報タイムは手元計測と変わらず。公式タイムと順位は後日発表とのこと。今年も振る舞われていた吉田うどんで締めてから駐車場に向かい、渋滞前の帰宅を優先したため温泉にも入らず帰路へ。

 

結果的に今年は雨が降らず直射日光もなしという好コンディションに恵まれたこともあって、自己ベスト更新に成功。去年90分を切ったときに今後は大幅なタイムアップは出来ないだろうなと思っていたけど、今年も去年と変わらない程度のタイムアップが出来、80分切りが見えるところに。これは来年の楽しみに取っておこう。

次のイベントは8月末の乗鞍。2ヶ月開くので、今月中は好きなものを飲み食いしよう。

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