鼻中隔矯正手術受診記録 - 術後編

そのまま前回からの続き。

当日

まずは病院を後にして電車で一時間ほどかけて帰宅。抗生剤や頓服が処方されるものと思っていたけど薬が出なかったのは変だなと思うことはあったけど、出血による喉の痛みや鼻の圧迫感の方に気が行ってすぐ思考中断。
途中でコンビニに寄ってのど飴とプリンを買い、家まで歩いている最中に綿球が外れかけていることを察知。往来で取り替えることは出来ないし、マスクで覆っているので放置して帰宅。

帰宅後に早速マスクを外したら血で飽和状態になり重くなった綿球とご対面。やはりかなりの出血であることを視認しつつ綿球を取り替えるけど、正直鼻周りは触りたくない心情。
買ってきたプリンを流し込んで栄養補給してのど飴を口に入れた後はそのままベッドへ。完全に口呼吸になっている上に上唇あたりまで麻酔の影響があるため、のど飴一個を溶かし終わるまでやたらと時間がかかる上に、あまり効果はない。
この後はぼーっとする、綿球を取り替える、仮眠の繰り返しで、食欲もないため水分補給のみで夜まで過ごす。綿球の交換は最初30分おきだったのが次第に間隔が開き、夜には2時間毎くらいにはなっていたと記憶。
夜間も熟睡はできず、ぼんやりテレビ見たりウトウトしたりで朝まで過ごす。

二日目

平日手術だと翌日に診察になるけど、自分は土曜手術のためこの日は家で過ごすだけ。
食欲は回復せず義務的に水分と栄養補給を定期的に行い、綿球もどんどん交換。
夕方には発熱が伴い更に悪化。このタイミングでインフルエンザだとたまらないなあと思いながら冷えピタ貼ったらすぐ体温低下したので、杞憂に終わる。夜以降は朦朧とし始めて、とにかく病院の診察時間になることをひたすらに願って辛い一日の終わり。

三日目

ガーゼを減らしてもらいたい一心で早めに病院に向かい、朝一で受診。ガーゼを抜いて順調な経過であることを確認後に詰め直して終了。体感的にはガーゼ量が半分以下になった感じで、かなりスッキリ。
この日も処方なしで病院を出たところで外気に刺激されたのかクシャミをすると右のガーゼが飛び出してしまう。マスクしていて良かった。
すぐ病院に戻って状況を説明すると、右はガーゼを詰め直すのではなくスポンゼルに変更。抗アレルギー剤も出してもらって、改めて受診完了。
まだぼんやりした状態は続いているものの、少し気合いを入れると動けるくらいにはなり、固形物も食べられる状態に。
出血はまだ続いているものの量は大幅に減り、数時間に一度交換する程度。

四日目

この日も朝に診察。左もスポンゼルになり、更に楽に。帰宅後に今回の会計をまとめていると、手術当日に処方箋が出ていたことが判明。会計時に薬の説明がなかったとは思うけど、たかだか数枚の紙を一通り確認していなかった自分が悪い。
処方されていたのは抗生物質と頓服で、特に頓服はこれがあれば二日目にあれほどきつい思いはしなかったと思うと、激しく後悔。
病院に電話確認の上で薬を受け取り、遅ればせながら抗生剤服用を開始。
出血は残っているものの体調は大幅に回復し、必要があれば仕事も出来そうな状態。幸い呼び出されることはなく、平穏に一日を過ごす。

五日目以降

順調に回復傾向。六日目には出社し滞りなく一日勤務もでき、綿球が入っているためちょっと喋りにくい思いをした程度。
ただ、鼻の詰まりは残っていて、手術の効果は実感できないまま1週間経過。

抜糸が遅いなと思っていたら、2週目の通院予定日の朝に鼻をかんだ際に出てきて、抜糸に影響するんじゃないかとドキドキしながら診察したら、自然に取れたようですね、とあっさりした反応。
かなりしっかり吸引して(痛かった)かさぶたなどを取り除いて、吸入を終えたら劇的に鼻のとおりが改善。鼻の奥に大きな空間が出来て、そこに空気が流れ込むようになった感覚。

これ以降は経過観察目的での週次の通院予定。
ほぼ2週間が経過した現時点で、通気と鼻詰まりは大幅に改善したことを実感。鼻水自体は手術前のコンディション良い時程度には出ていて、もう暫く様子を見ないと判断出来ない状況。
長年の口呼吸癖は直ぐに改まるものではないようで、暫くは意識的に鼻呼吸をしないと。

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